「また詰まった!もう限界…」これは、我が家の浴室排水溝の水の流れが悪くなった時に私が心の中で叫んだ言葉です。シャワーを浴びるとあっという間に足元に水が溜まり、湯船のお湯を抜いてもゴボゴボと音を立ててなかなか引いていかない日々が続いていました。今回は、そんな我が家の浴槽排水溝つまりとの格闘と、最終的な解決までの道のりを、体験談としてお話しします。最初は、市販のパイプクリーナーを流し込んでみました。指示通りに放置し、お湯で流すと、一時的には流れが改善したような気がしました。しかし、数日後にはまた元の流れの悪さに逆戻り。これは根本的な解決にはなっていないと悟りました。次に挑戦したのは、ラバーカップです。排水口にしっかり密着させ、何度も上下に動かしてみましたが、頑固な詰まりはビクともしません。むしろ、排水口の蓋を開けてみると、ヘアキャッチャーの奥にヘドロ状の塊がギッシリ詰まっているのが見えました。これだ!と思って、ゴム手袋をはめて古い歯ブラシでかき出そうとしましたが、奥の方まで手が届かず、断念。途方に暮れてインターネットで情報を漁っていると、「ピーピースルー」という強力な業務用パイプクリーナーの存在を知りました。「劇薬」という言葉に少し怯みましたが、背に腹は代えられないと購入を決意。使用方法を熟読し、厳重な換気、ゴム手袋、保護メガネを着用して作業に臨みました。粉末を排水口に投入し、ぬるま湯を少量流し込むと、ジュワーッと泡が立ち、熱を発しながら汚れを溶かしていくのが分かります。期待に胸を膨らませ、数十分放置しました。そして、大量のお湯で洗い流すと…なんと!驚くほどスルスルと水が流れていくではありませんか!あの頑固な詰まりが、一瞬で解消されたのです。感動のあまり、何度も水を出しては流れる様子を眺めてしまいました。どうやら我が家の詰まりは、長年蓄積された髪の毛、石鹸カス、皮脂汚れが複合的に絡み合った、非常に強固なヘドロの塊だったようです。市販のクリーナーでは太刀打ちできなかったものが、ピーピースルーの強力な分解力で一掃されたわけです。この経験から、私は排水溝のつまりは放置しないこと、そして、原因と状況に応じた適切な対処法を選ぶことの重要性を学びました。また、日頃からの予防として、排水口ネットの活用と、定期的な清掃、強力な洗剤を使う際は安全対策を徹底することの重要性も痛感しました。